大学受験の勉強法に使えるおすすめの本やウェブサイト

おすすめの勉強法の本

所感

今の世の中には、あらゆる勉強の方法論がありにありふれています。
とは言っても、そのほとんどは、事実に嘘を織り交ぜた商業目的のものであるとか、話者のポジショントークであることが多いように思います。

 

我々、受け手側の人間は、それをいちいち取捨選択し、本当に役に立つ情報がなんなのか見極めなければいけません。


でなければ、文字通り、"釣られて"しまいます。


ですが、自分にとって本当に"価値のある"情報を手にすることは、この情報過多の世界で、とても大変なことであることは、今この記事をご覧になっている皆さんならご存知であるかと存じます。


なんとも生きづらい世の中ですね。


いっそのこと、あえて"釣られて"もう楽になってしまいたい、などと考えてしまいます。
しかし、そんな猿でもできるような事をして生きるのだとしたら、私は恥ずかしくて死にたくなってしまいます。


真実を探す果てしない旅はまだまだ続きそうです。

 

そこで、今まで私が出会った、信じるに値する、為になりそうな本やサイトを紹介します。

 

信じるに値する、というのは、一体何なのか…
私の中では、実験などの科学的アプローチによって客観的な視点が用いられていること、だと思いました。
もちろん、それだけで完全に信じることができるかものかは分からないです。
ですが、実験結果を見せられて、判断はこちらに完全に委ねられることに、少しは安心はできます。
著者の見解と自分の見解を見比べることができる点も良いと思います。

 

一方で、それは違う気がするな…という判断から、対偶をとって逆転の発想で真実に辿り着くことも無きにしも非ずですが、これは邪道ですね…
いわゆる反面教師というやつですが、こうやって学べることはあまり多くは無かった気がします。

 

稀に直感で、これアリかも…と思うこともあります。
こういう場合は、著者の才能が一部卓越していて、良いところと悪いところ、両方から学べることが多い気がします。

 

以上が私の基本的な判断基準です。

以下でおすすめする本やサイトは、この私の判断基準をどれかを満たすものとなっています。


大層なことを書きましたが、気軽に見ていってください。

有名なものは比較対象として取り上げました。

 

おすすめの本

最強の勉強法(評価95点)

これ一冊で、効率の良い勉強の仕方を学べることができ、効果的な睡眠や食事、運動の仕方なども紹介されており、万能の勉強本です。

 

Amazonのレビューが1つもなく知名度の低い本ですが、これほど完成度の高い勉強本は他にありません。

また、イラストや図も多く、脳科学や認知心理学に全く知識がない方が見ても楽しめる本になっています。

詳しすぎず浅すぎず、ちょうどいい情報量が得られます。

 

他の勉強法の本は、この本の劣化版と言っても過言ではありません。

唯一の欠点は、勉強計画を立てる際の留意点などが載ってないくらいです。

受験でなくても、資格試験などの勉強にも使えると思います。

 

茂○健○郎のインタビュー記事は飛ばして読んでも問題ないです。

受験の叡智(評価92点)

 

大学受験に特化した勉強本です。

『最強の勉強法』で補えない受験に関する勉強計画の立て方及び勉強法などを具体的に書いています。

各科目ごとの勉強方法論も詳しく書いており、これ一冊あれば、受験の勉強法でこまることはそうないと思います。

受験の叡智と医学部受験の叡智の違い

受験の叡智が全受験生を対象にしているのに対して、医学部受験の叡智は、文字通り医学部に焦点を置いています。

具体的には、両者に書かれている勉強の方法論は同じなのですが(医学部の方は若干簡略化されていますが)、医学部受験の叡智の方は、医学部入試の配点に対してどう対応すべきか、などが加筆されています。

また、医学部受験の叡智は、各大学の医学部の配点パターンや、それに応じて力を入れて勉強すべき科目などが載っています。

『とりあえず医学部に行きたいけど、どこの大学がどういう科目配点なのか分からない。自分の学力を入試に活かせるような大学があるか知りたい』のように思ったことがある方は一見の価値ありです。

 

受験脳の作り方(評価90点)

この本は、主に脳科学に基づいた勉強法を紹介しています。

専門用語なども多少出てきますが、とても読みやすく面白いです。

『最強の勉強法』で推奨されている勉強法をさらに掘り下げて説明したような感じです。

『最強の勉強法』で脳科学に興味が湧いた受験生におすすめです。

 

東大に2回合格した医者が教える 脳を一番効率よく使う勉強法(評価82点)

 

こちらも、どう勉強すればより良いかを脳科学的な視点で紹介した本になります。

各科目ごとの勉強法に書かれていることが、実用的で優れています。

苦手科目ある場合などはこちらを参考にするとその克服に繋がるかもしれません。

 

受験うつ どう克服し、合格をつかむか(評価80点)

 

これは一度Twitterで紹介しましたが、宅浪の方や、今まで勉強に手がつかなかった多浪の方におすすめの本です。

『まず10分だけイスに座ってみる』

『始めの5分間は計算問題を解く』

など、親身なアドバイスが書いています。

 

また、『いいイスで勉強しない方がいい』『フレームの厚いメガネをかけて勉強しよう』

など為になるコラムも魅力です。

受験勉強を続けていると、どうしてもスランプになり、勉強が手につかない時期がきます。

そんな時にこれを読んでみてはどうでしょうか。

受験生への接し方も書いてありますので、受験生を持つ親御さんにも一度読んで頂きたいです。

 

超効率勉強法(DaiGo著)(評価75点)

 

何やら怪しげな精神論でも書いてあるのだろう、と思って読み始めてみたのですが、内容は意外と実践的で、今まで読んだ勉強本と矛盾しない良本でした。

誰にでも分かりやすようにしているのか、スラスラと読み終える事ができました。

ですが、『最強の勉強法』に書かれているものをより一般化しているだけのもののようにも感じました。

同著者のものであれば次の本がおすすめです。

 

週40時間の自由をつくる超時間術(評価78点)

『ゴール・コンフリクト(goal conflict)』つまり、やるべき課題が衝突してしまって終わらないときの対処法、などが書かれており良かったです。

また、早起きのことなど時間の処世術が書かれており、浪人を機に、自堕落な生活から脱却したい、などと考えている人におすすめです。

 

東大首席が教える超速「7回読み」勉強法(評価32点)

これもまた、半信半疑で読み始めました。

だって数学とか読むより解く方が大事じゃん。と思って読んでいたら、数学に関しては『7回解き』勉強法が推奨されていました。

なるほどね…って、おい。

西尾維新もビックリの言葉遊びだよ…

 

東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっているシンプルな勉強法(河野玄斗著)(評価18点)

 

東大理三の方の勉強本ということで、期待して読んでみたのですが、勉強法の本というよりは自己啓発本に近かったです。

しかし、言っちゃ悪いですが、自己啓発本としても中途半端でした。

ファンの方なら楽しく読めると思います。

次回作に期待してます。

 

おすすめのウェブサイト

 

受験の月

理系科目の勉強法や解説から推奨参考書までも書かれています。

私は数学3の分野でお世話になっていることが多いです。

いつもありがとうございます。

 

医学部受験バイブル

主に参考書レビューを参考にしています。

経営母体が予備校?ということもあって、その辺に転がっているレビューよりも信頼できます。

 

5ch:大学受験板

参考書ルートを立てる時、お世話になっています。

各科目の勉強法スレに参考書のレベルなどが書いており、参考になります。

ただ、嘘を嘘と見抜ける人でないとそれなりのリスクが伴います。

 

まとめ

ウェブサイトは、気になる参考書名で検索したりすればいくらでも出ますが、大抵はアフィ目的のカスサイトでなんにも参考になりませんね…

 

そのようなサイトは、Amazonのレビューをそのまま引用したような感想しか書いていないし、その参考書をやったことすらないのではと思ってしまいます。

 

本の方は、色々おすすめの本を紹介しましたが、

最強の勉強法 (洋泉社MOOK)

受験の叡智【受験戦略・勉強法の体系書】完全版 (YELL books)

の2つさえ買って読んでいれば、自分の勉強法への不安感を最小限に抑え、効率的に勉強を進めることができるかと思いました。

 

しかし、どの勉強法が正しいのかという問いに対して、その答えは結局のところ、自分で試行錯誤して見つけていくしかなく、本やサイトはただヒントを与えてくれるに過ぎないのかも知れません。

 

他にも、こんなおすすめの本やサイトがあるよ!などありましたら、コメント欄にて教えて頂きますと幸いです。

拝見した後、機会があれば僭越ながらこの記事に追記させていただこうと思います。